2019年2月 Windows Update 適用後の POWER EGG Ver2.7 以前における動作不全について

最終更新日:2019/02/21

マイクロソフト社より2019年2月13日に公開された Windows Update 適用後、POWER EGG2.0 Ver2.7 以前におきまして、Internet Explorer をお使いの場合に、POWER EGGの各機能のリッチテキストエディタで入力欄のフレームが表示されず、入力できない事象が発生しております。

この問題につきましては、マイクロソフト社の2019年2月の月例パッチに含まれる更新プログラムを削除することにより現象が発生しなくなるため、更新プログラムが原因となっていると判断しております。
しかし、今回発生している問題はお客様の運用への影響が大きいため、POWER EGG2.0 Ver2.7 並びに Ver2.6 については、修正モジュール(Hotfix)を提供させていただきます。

修正モジュール(Hotfix)ご提供対象製品

■民需版

POWER EGG2.0 Ver2.7
POWER EGG2.0 Ver2.6

■自治体版

POWER EGG2.0 自治体版 Ver2.7

通常、新規パッチのご提供およびプログラムの修正は、メインサポート期間中のバージョンのみとなっております。 
しかし、各機能でリッチテキストエディタで入力ができない事象が発生した場合、お客様における POWER EGG の運用への影響が大きくなるため、延長サポート期間中のバージョンである POWER EGG2.0 Ver2.7、Ver2.6 につきましても、修正モジュールを提供いたします。

※Ver2.5以前のバージョンについては延長サポートを終了しておりますので、修正モジュールの提供はございません。最新版へのバージョンアップをご検討ください。

事象・発生環境

■事象

各機能のリッチテキストエディタで入力欄のフレームが表示されず、入力ができない。

■発生環境

・OS
Windows 7、8.1、10
・ブラウザ
Internet Explorer 11
・POWER EGGバージョン
POWER EGG2.0 Ver2.7以前
・対象のマイクロソフト社の更新プログラムが適用されている
対象のマイクロソフト社の更新プログラムは、プラットフォームによってKB番号が異なります。
対象のKB番号は、下記マイクロソフト社のページにて「ソフトウェア更新」一覧の「記事」列をご確認ください。
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2019-0606

※ Firefox では事象は発生しておりません。
※ Ver2.8 以降では事象は発生しておりません。

修正モジュール(Hotfix)ダウンロード

ご利用の製品バージョンごとに対応した修正モジュールをダウンロードの上、適用してください。
修正モジュールの適用方法については、下記「■修正モジュールの適用方法等について」を参照してください。

■ダウンロード

バージョンダウンロード更新日

POWER EGG2.0 Ver2.7

ZIP自己解凍ファイル
WebHotFix_PEWEB27PL0-6_28548.exe(245KB)

2019/02/19

POWER EGG2.0 自治体版 Ver2.7

ZIP自己解凍ファイル
WebHotFix_PEWEB27GPL0-8_28548.exe (245KB)

2019/02/19

POWER EGG2.0 Ver2.6

ZIP自己解凍ファイル
WebHotFix_PEWEB26PL0-8_28548.exe (253KB)

2019/02/19

※いずれのバージョンについても、どのパッチレベルでも適用可能です。
※現在ご利用中バージョンの確認方法は下記「ご利用中バージョンの確認方法」を参照してください。

■修正モジュールの適用方法について

  • 本修正モジュールは、[はい]などの選択操作で利用できる簡単なツールです。
  • 本修正モジュールは、実行時にPOWER EGGを停止や再起動を行う必要はありません。運用中に適用できます。
    適用後、修正が反映されない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。
    ブラウザのキャッシュクリア手順は、以下の資料をご確認ください。
     https://www.poweregg.net/DATA/Browser_cache_clear.pdf
  • 上記の修正モジュールをダウンロードして保存し、ダブルクリックで解凍してください。
    解凍後、作成されたフォルダごと、POWER EGGのWEBをインストールしているサーバ(アプリケーションサーバ)のパスに空白が含まれない場所へ格納してください。
    修正モジュールの適用方法ならびに留意事項等については、フォルダ内の「適用手順.txt」を参照してください。
  • アプリケーションサーバが複数台ある場合は、すべてのサーバで実行してください。

■修正モジュール適用後の留意事項

本プログラム更新ではJavaScriptファイルの変更がございます。
JavaScriptファイルはブラウザに24時間キャッシュされており、すぐに反映されない場合がございます。
修正が反映されない場合は、ブラウザのキャッシュを削除してください。
ブラウザのキャッシュクリア手順は、以下の資料をご確認ください。
 https://www.poweregg.net/DATA/Browser_cache_clear.pdf

その他の対処方法

修正モジュールを適用できない場合は、以下いずれかの方法で回避することができます。

  1. POWER EGG 最新版へのバージョンアップを行う。
    POWER EGG 最新版では今回の問題は発生いたしません。下記の最新版へのバージョンアップをご検討ください。
     Oracle版:POWER EGG 2.0 Ver2.9
     PostgreSQL版:POWER EGG 3.0 Ver3.0c
  2. Internet Explorer 以外のサポート対象ブラウザ(Firefox)を利用する。
  3. 原因となっているマイクロソフト社の更新プログラムを削除する。
    更新プログラムを削除する場合は、Windows のコントロールパネルで「プログラムと機能」もしくは「プログラムのアンインストール」を開き、「インストールされた更新プログラムを表示」により更新プログラムを表示した上で対象の更新プログラムをアンインストールしてください。
ご利用中バージョンの確認方法

POWER EGGのWebサーバの「スタート」メニューの「POWER EGG」グループ内の「PEWEB Version」(自治体版の場合は「PEGWEB Version」)を選択すると、メモ帳が開きます。
このファイルの最後のPatch=で始まる行に記述されているバージョン・パッチレベルがPOWER EGGのサーバーのバージョン、パッチレベルです。

(例)
  Patch=Ver.2.7 Patch 2 (2015/08/31 17:04:43)
  HotFix=Ver.2.7 #27846 (2018/11/19 19:24:12)

  バージョン2.7 Patch 2が2015年8月31日 17:04にインストールされています。
  その後、#27846のHotfixが適用されていますが、バージョン、パッチレベルはVer2.7 Patch 2です。