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POWER EGG導入パートナー対談

伴走型の支援でお客様のニーズに合ったソリューションを提案。
九州デジタルソリューションズ様

お客様管理の一元化のため、自社でもPOWER EGGを導入し、グループウェア、申請ワークフロー、Webデータベース、CRMを活用している九州デジタルソリューションズ。同社自社で培ったノウハウをもとに、お客様向けのPOWER EGG導入支援を展開しています。営業推進グループ長 白石 英樹氏にお話しを伺いました。
(聞き手:POWER EGG 業務改革ラボ 所長 関戸 紀仁)

肥後銀行のお客様へのIT支援を展開

御社は、収納代行、事業支援、ソリューションという3つのコア事業をお持ちです。現在はソリューションサービスに注力しているとのことですが、その背景をお聞かせくださいますか。

当社は株式会社九州フィナンシャルグループの一員として、金融系システムインテグレーターの強みを生かし、集金業務の効率化を担う収納代行サービスと事務業務のアウトソーシングを担う事業支援サービスを展開してきました。その流れの中で、12年ほど前から当時の親会社であった肥後銀行のお客様に対するIT支援を行うようになったのです。これがソリューションサービスの先駆けになりました。

ここ数年で、DXという言葉が使われるようになってきましたね。しかしながら、私どもが事業を展開している熊本や鹿児島では、IT化に着手できていない企業も少なくないのが実状です。そこで、地元企業が時流に乗り遅れることがないように、まずは肥後銀行とお取引があるお客様を中心に「IT化をしっかり支援していきましょう」という趣旨で、ソリューションサービスに本腰を入れるようになったのです。

ITコンサルティングから支援

ソリューションサービスの具体的なサービス内容について教えてください。

お客様の多くは「売り上げが上がらない」「利益率が悪い」など、漠然とした課題感はあるものの、何をどうすれば改善できるかまでは把握できていません。ですから、私どもが最初に行うのはITコンサルティングです。システムを構築し、ご提供するのはその後の話です。

まずは、会社の状況を隅々までヒアリングさせいただき、その状況を踏まえてITで補える部分はどこか分析します。といっても、その場しのぎの応急処置的な提案をするわけではありません。長い道のりを見据え、ロードマップを組み立てて、どのように対応していくかを議論していきます。

そうすると、御社はITと名が付くあらゆるところを支援されているのでしょうか。

はい、そうですね。業務に紐づくため、結果的にはインフラも手掛けることになります。当社には基盤チームもいますから、一緒になって支援することが多いですね。現在はクラウドファーストの支援を基本方針に掲げています。

クラウドなら初期費用を抑えることができますし、オンプレミスのように常に保守・メンテナンスに追われることもありません。ですから、決して資金に余裕があるとわけではない地方の中小企業には、クラウド基盤での提案が最適だと思っております。近年ではクラウドで提供されるソリューションサービスが多いですから、選択に困ることもありません。実際、私どもが扱っているクラウド製品は多岐に渡っています。

ソリューション営業部 営業推進グループ長 白石 英樹氏

御社経由では、当社のPOWER EGGも6社に導入いただいています。これもIT支援の一環ということでしょうか。

おっしゃる通りです。「社内の情報共有をスムーズに行いたい」であったり、「申請業務の紙をなくしてペーパーレス化を図りたい」という課題をお抱えのお客様に、POWER EGGをお勧めしています。しっかりヒアリングさせていただいたうえで、ニーズに合致すると判断したときにPOWER EGGを紹介するスタイルですね。

そういう意味では、初めからPOWER EGGを売ると決めてセールスしているわけではないため、残念ながら御社の拡販には貢献できていません。でも、それはご理解ください(笑)。なぜなら私どもは、金融系の一員として、やはりお客様の経営のお手伝いをすることが目的だからです。お客様のお困りごとは基本的に分野を問わず、すべてお応えできるようにしなければなりません。その上で優先順位をつけて、最適なソリューションをご提案するため、POWER EGGありきではないのです。あくまでも「基点はお客様」ということをご理解くださればと。

ありがとうございます。おっしゃることはごもっともだと思います。

とはいえ、POWER EGGの情報共有による利便性と、ワークフローによるペーパーレス化は身を持って体験していますから自信を持って提案できます。そもそも自社で導入して、営業部門でも活用しています(※)ので、具体的なデモをして紹介できます。POWER EGGは経営課題の解決に寄与するシステムのひとつであることは間違いありませんから、私どものスタイルでも販売数は着実に伸びていくと考えています。
※詳しくは「お客様事例:九州デジタルソリューションズさま」をご参照ください。

グループの力を結集しトータルでお客様のビジネスを支援

お話しを伺っていて、御社の強みはこういうことかなと思いました。銀行系のバックボーンを生かしたエンジニア集団であり、今まで培ったノウハウをあらゆる形でお客様に提供できる。いかがでしょうか。

確かにそうですね。やはり銀行の安心感は大前提としてあります。お客様もそれをすごく望まれています。当社はITですが、他にも銀行系列だからこその資金支援、教育支援、人材育成など、グループの力を結集しトータルでお客様のビジネスを支援できることが強みだと考えています。

お客様にとっての最良を考えれば、補助金の活用も歓迎

通常のITベンダーは、資金面までは支援できませんから、御社の強みが理解できました。そうなると、ひとつ疑問があります。ITは補助金で賄える部分がかなりあるかと思うですが、銀行の融資というビジネスとは相反するのではありませんか。

銀行のビジネスとして考えれば、補助金はマイナスかもしれません。ただ、お客様からすれば、融資のように返さなくても良い補助金を使った方が、それによる余剰資金で新たなビジネスを創出できる可能性もあります。私どもは、そのビジネスにお付き合いさせてもらえれば、それが喜びになります。つまり、お客様にとって何が最良かを考えれば、私どものビジネスと相反するという話にはならないと思っています。

なるほど。本当にお客様目線という立ち位置が伝わってきました。お話を聞いていると、こちらも幸せになりますね。最後、御社からお客様に伝えたいことがあればお願いします。

地域を支援する金融機関グループの一員として、地場のお客様の成長をお手伝いするのが私どもの使命です。地域のお客様の成長なくしては、私どもの成長もありません。目指すところは伴走型の支援です。お客様と伴走しながら、継続的に新しいサービスを提案・提供できるように努めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

九州デジタルソリューションズ株式会社

お問い合わせ:https://kyu-ds.com/

九州フィナンシャルグループの一員として、多様なデジタル技術を活用し、地域企業の持続的な発展に貢献することを目的としたソリューションカンパニー。現在のコア事業は、顧客のニーズに応じた最適解を提案するソリューションサービス、集金業務の効率化を担う収納代行サービス、封入封かんやデータ入力など煩雑な事務のアウトソーシングを行う事業支援サービスの3つ。地域ユーザーの経営基盤を盤石なものにするために、デジタル技術とサービスでこれからも「新しい価値」を提供していく。